アリ生態
1.イエヒメアリ
体長: 2-2.2mm
体色: 淡黄色-赤褐色の単色
分布: 本州以南。世界的に分布。中央アフリカ原産。
営巣: 家の中に巣を作る。
壁と柱の隙間など狭い所に巣を作る。
暖房完備したホテルやデパート等にも
見られる。動物性タンパク質を好む。
被害: 人を刺すことがある。正確には、刺激性の
毒液をハリの先から分泌し皮膚に乗せる。




アリ生態
2.ルリアリ
体長: 2mm
体色: 黒色で腹部に弱い金属製の光沢。
分布: 関東以南に普通に見られる。
営巣: 本来、林縁部の朽ち木や石の下に巣を作る。
屋内のダンボールやティッシュの隙間など
狭い所に巣を作る。
被害: 屋内に住みついたり、鉄道の信号機の隙間に
入って故障の原因となるため、嫌がられる。




アリ生態
3.オオハリアリ
体長: 3.5-4.5mm
体色: 大あご、脚は明褐色。その他は黒褐色。
分布: 本州以南。
営巣: 林で普通に見られる。腐った木の中。
被害: 腹部末端に毒針を持つ。完全なる肉食性で
針で獲物を刺して捕まえる。
人を刺すことがある。




アリ生態
4.トビイロシリアゲアリ
体長: 2-4mm
体色: 黒褐色で全身に毛がある。
分布: 北海道(札幌)以南。
営巣: 庭や畑の朽ち木や樹皮下。
みつを好む。
被害: 脅かすと腹部を持ち上げ末端から毒液を飛ばす。
屋外で物干しをした際、洗濯物に付けて取り込み
刺されることがある。




アリ生態
5.トビイロケアリ
体長: 2.5-4mm
体色: 黒褐色。胸部が灰褐色。全身に毛がある。
分布: 北海道〜沖縄まで全国。
営巣: 草地から林。平野から山地まで
最も普通に見られ、朽ち木に巣を作る。
密を好み、アブラムシと共生する。
被害: 砂糖やお菓子に行列を作る。
ハネアリが多く、7-8月に群飛する。




アリ生態
6.アミメアリ
体長: 2.5-3mm
体色: 頭部と胸部は褐色-赤褐色で網目状の
しわがある。腹部は黒褐色でツヤがある。
分布: 北海道南部以南。
営巣: 女王アリはおらず、働きありが産卵する。
庭石の下などに簡単な巣を作る。
定住する巣を作らず、頻繁に移住する。
被害: 台所の砂糖やお菓子に行列を作る。




アリ生態
7.オオズアリ
体長: 働きあり2.5-3mm。兵アリ4.5mm
体色: 頭部と腹部は黒褐色。その他は赤褐色。
後腹柄節が腹柄節より大きい特徴がある。
分布: 西南日本の低地の開けた場所でよく見られる。
営巣: 裸地、林縁および林内の生息。
3000くらいの大コロニーを作る。
被害: 頭が大きく、人を噛むことがある。




アリ生態
8.オオクロアリ
体長: 働きアリ7-13mm
体色: 黒色。頭部は光沢を持たない。腹部に金色の毛。
側方から見て前・胸背縁は、ゆるやかな半円。
分布: 北海道以南。
営巣: 日当たりのよい場所の地中。
行列は、作らない。ハネアリは5-6月。
被害: 人を噛むことがある。